ラミータック ご使用上の注意点
ラミータックの用途について
ラミータックは基本仕様用途として、紙系材料へのサーマルラミ用に設計しておりますので、その他の材料にご使用される際には 事前テストで充分な品質確認をお願い致します。
加工条件について
- ラミネート温度は90〜130℃が可能ですが、ラミネート条件(紙種、ライン速度、ニップ圧力等)により変化しますので、使用時に、紙種、機械に合わせて最適条件を選定して下さい。
- ラミネート直後で70%程度のプリントラミ強度が得られますが、経時で強度がアップし、1週間程度で平衡状態に達します。
- 罫線、箔押しを必要とする用途には、あらかじめテストをして、仕上がり状態を確認の上ご使用願います。
- 紙種、印刷インキによりプリントラミ強度が異なりますので、充分確認の上ご使用願います。
- 印刷紙につきましては、事前のインキ乾燥を充分に行って頂きます様お願い致します。
特にベタ印刷(多色重ね)や両面印刷紙は乾燥性が悪い事が懸念されます。印刷の乾燥が充分でないと、プリントラミの初期強度が得られなかったり、インキ溶剤の影響でラミータックの接着性樹脂層が侵されて事後で強度低下を招く恐れがございますので注意願います。
- 両面印刷加工をしてあるもの、後加工(箔押し等)の無いものに関しては、ブロッキング防止の為に未処理タイプを使用されることをお勧めします。
ラミータック使用環境について
ラミータックは、フィルム仕様上、耐候性(耐光性・耐水性)を兼ね備えていない為、屋外用途及び屋外に相当する環境では対応して おりません。特に水と接する環境(屋外、結露環境 等)でのご使用により、剥離現象を招く恐れがございますのでご注意願います。
ラミータックの保管について
低温接着性のフィルムですので、高温の場所にて長期間の保管、また、横置きは避けて下さい。